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会員の趣味・特技

update:2015-12-27 08:17

佐藤 吉雄(北区)

楽しみながら継続している“登山”と“水彩画”

 来年はとうとう70歳の大台に突入です。日本人男性の平均寿命から計算すると、あと10数年。健康寿命も残り少ない年齢になってしまいました。
 趣味を楽しむ時間も少ないようですが、棺桶に足を入れるまで元気に楽しみたいものです。
 私の趣味は、立ち読みをした山岳雑誌の大雪の雄大な風景に感動し、登山の経験や知識がないまま、借り物のキスリングにおにぎりと水だけの食料、会社から貸与された作業靴とズボンのスタイルは、今考えると登山を相当なめた装備でした。
 案の定、初めての登山は、想像以上の過酷さにもう二度と山には来ないぞと思いながら、やっと憧れの山頂に辿り着きましたが、景色を堪能する余裕もなく下山したものでした。
 しかし、1週間もすると二度と登山はしないと誓った気持ちは筋肉痛と共に消えていて、道内最高峰を登ったので、他の山は楽勝だろうと勘違いして登りはじめたのがきっかけで、薄給ではありましたが、装備品も徐々に揃え、本格的に山登りに没頭し始めました。
 趣味はこれで終われば良かったのですが、本来の新しもの好きと飽きっぽい性格からカメラ、登山の他、渓流釣り、木彫、油絵、アマチュア無線、パソコン等々に手を出し始め、月々の小遣いが赤字続きになってくるようになり、家内から「趣味は一つに絞れ!」との業務命令が度々出ていたのも無理はありませんでした。
 あれから40年、会社を退職し年金生活が始まることから、趣味の事業仕分けをしてみました。
 何よりも費用対効果が大きく、年齢相応の体力で可能なことから登山の継続と新たに退職を機に以前からやってみたかった水彩教室に通い始め、現在修行中です。
 水彩は油絵と違い手軽に楽しめます。絵の具は一度購入すると3〜5年は持ちますし、筆もピンキリですが安いナイロン製で十分です。私は百円ショップの5本100円の筆が使いやすく常用の筆になっており、まさしく年金生活者には優しい値段です。
 水彩画は年間100枚近く描いていますが、まだまだ道半ばです。これからも楽しみながら頂上を目指していきたいものです。(描いた水彩画は、退職者の会のHP内「会員の作品展示室」に多数掲載されていますので御覧ください。)

ニセコ残雪の頃(2015年3月作成 F4サイズ)

 
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