トップ > 会員の趣味・特技の一覧 > 会員の趣味・特技の内容

会員の趣味・特技

update:2024-05-21 15:56

絵筆を杖にして高齢化時代に挑戦

 2024年は、1月1日の能登大震災という衝撃的な年明けとなりました。災害に遭われた方々には心からお見舞いを申し上げます。

 私は、まさに後期高齢者街道をまっしぐらに進行中ですが、今年は卒寿を迎える節目の年に当たり、そろそろ就活の頃かと考えておりました。

 当時、第2の人生として迷いもなく趣味の絵画に進路を定めたものの、その先の景色や、目的地を思い描いていた訳ではく、手始めに通信講座で水彩画の基礎を学び、只々描き続け、東京・新国立美術館で開かれる全国公募展への出品を重ね、頂点の「大賞」を頂いた後、書き貯めた作品で個展を開催、2回目の個展を終えて、次の目標として「道展」への挑戦を決めました。

 「道展」では、2018年 初出品で「新人賞」、この時すでに74歳、「新人?」に照れながらも嬉しい受賞でした。この後も出品し22年「佳作賞」、そして23年入選とともに「会友」推挙となりました。

 あれから十数年、何より健康と家族に支えられて継続し、活動の場や環境、そして幸運を頂いたことに感謝しております。

 思えば、「好き」だけで始めた先の見えない道も、1歩踏み出せば少しだけ、2歩進めば前よりも、さらに進めばもっと良く見えてくる、結果を急がず、何かを期待しながら前に進む、そしてこの「わくわく感」を楽しむことが、私の「挑戦」だったのかと思います。

 だから私は、まだ道半ばです、絵筆を杖にして高齢化時代に挑戦して行きます。

 今後は北海道の美術を愛する方々の交流の場を支えるスタッフとして、趣味の絵画と新たな役割に挑戦し、体力の続く限り頑張ってみたいと思います。
                                     
斎藤 誠

軒下の賑わい 新人賞

水源池への路 佳作 

平岡の路 新会友

 
NTT労組 札幌退職者の会のトップページに戻る