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会長挨拶

2023年佐野会長新年挨拶(2023.1.1)

新たな年を迎えました。
本年もよろしくお願い致します。

昨年の取り組みを振り返ると!
 新型コロナは、変異株に姿を変えると共に昨年の10月以降、インフルエンザとの同時感染や「第八波」への拡大など依然として猛威を振るっています。
 その一方で行政は、国内旅行支援施策を推進し水際対策の緩和や「雪まつり」など各種イベントの開催を含めコロナ以前の日常を取り戻そうとしています。
 私たち札幌退職者の会(以下、「会」と表記)は昨年、三年ぶりとなるサクランボ狩りやブドウ狩りを再開したものの、感染防止の観点から楽しみにしているジンギスカン鍋や飲酒を見送ると共に定期総会は「書面方式」、新年会も「中止」としました。
 コロナ禍の影響は、「極めて大」と言わざるを得ません。
 既に、オミクロン対応のワクチン接種を完了し、「三蜜」の回避やマスク着用も定着しています。であるにも関わらず、感染拡大に歯止めがかかりません。
 私たちの「会」が最も大切にする「親睦と交流」をしっかりと進める為、一日も早くコロナ終息を願うところです。

結成50年の節目を迎えて!
 「会」は今年、結成から50年の節目を迎えます。
 結成当時の1973年9月は第一次オイルショックの渦中にあり、異常な物価高のなかで特に厳しい状況が強いられたのは、年金生活者でした。その年の春闘で、退職者の為に現役組合員が「物価にスライドする年金制度」を求めてストライキを打ち抜いたのもこの年でした。
 私たちの「退職者の会」は、物価高の渦中で結成され、今日に至る歴史があります。
 結成当時、全国の会員数は4082名でしたが、現在は12万6000名を数え、現役組合員13万9000名に迫る会員数を誇っています。
 しかし、永年に亘って増加の途を辿ってきた会員数は昨年、初めて「減」に転じました。
 その背景には、退職者そのものが減傾向にあること、また、70歳までの雇用が「企業の努力義務」になったことなどが挙げられます。
 会員拡大に向けては現在、転換点にありますが、依然として国内最大級の退職者組織です。
 平和や憲法、社会保障制度や物価対策など現職組合員と連携しながら、「会」としての「役割と責任」を果たすことが引き続き求められています。

向こう一年間の課題は!
 昨年9月に公表された総務省の人口推計では、65歳以上の高齢者3627万人の人口に占める割合は29%とのことであり、年々増加傾向にあります。
 深刻な「少子高齢化」に伴う課題は「待ったなし」の状況にあるにも関わらず政府は、年金の引き下げや医療・介護の負担増によって乗り切ろうとしています。加えて、異常な物価高は、私たち年金生活者にとって深刻な事態を招いています。残念ながら現在は、「安心の老後」とは、ほど遠い状況にあります。
 この様な時にこそ本来、政治の力が必要です。昨年度の国政選挙に続き、今年は統一自治体選挙が実施される年です。日常生活に直結し、地域の課題解決の為にも推薦議員へのご支援をお願い致します。

「明るい世相」の一年に期待!
 昨年末、例年通り2022新語・流行語大賞の候補30語が発表されました。これらの中で、「村神様」「大谷ルール」などプロ野球関係、また、「国葬儀」等の国会で取り上げられたワード、「顔パンツ」などのコロナ関係など概ね三割程度は何とか理解出来たものの、恥ずかしながら残った7割弱が意味不明でした。
 時代に乗り遅れているかと多少、ショックを感じながらも、政治家の「丁寧な説明」やZ世代が使う「知らんけど」等が流行らない一年にしたいものです。




2022-12-31 23:42
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